近藤ひろこ(くらしの相談員)

組合員のみなさんの家族の一員のように、あたたかく寄り添える存在になりたい。

近藤ひろこ(くらしの相談員)
近藤ひろこ くらしの相談員 2008年入所 甲南大学法学部 法学科卒業

貯金、営農、相続など、くらしのすべてに関わっていく

組合員のみなさんのくらしに関わることすべての相談に乗り、ご要望に合った提案をするのが「くらしの相談員」の仕事です。定期貯金や共済(保険)などの案内や手続きのほか、組合員さんの日々のくらしに関わる相談を受けることもあります。家庭菜園を楽しんでいらっしゃる組合員さんには農薬や飼料をお届けすることも。また、相続税のご相談を受けることもあります。入所して最初の2年間、支店で窓口業務を経験した後、「くらしの相談員」として初めて組合員さんのご自宅を訪問することになったときは、正直、不安でいっぱいでした。一日20、30件くらいの訪問日程のスケジュールを立てることにも苦労するほど。その中で救われたのは、組合員さんのあたたかい対応でした。「相談員になったのは、今年が初めてなんです」と言う私に、「そうなの。よろしくね」と、笑顔で迎えてくれたことは、本当にうれしかった。また窓口業務で通帳とお名前だけしか、つながりがなかった組合員さんのお顔を見ることができ、点と点がつながり、線になったような気持ちにもなりました。

先輩や上司はとても話しやすく、明るい雰囲気。的確なアドバイスもうれしい 先輩や上司はとても話しやすく、明るい雰囲気。
的確なアドバイスもうれしい

「近藤さんに相談して良かった」の声をはげみに、個性を活かした提案活動を

組合員さんは年齢やご職業、家族構成もさまざま。一人ひとりに合った提案が求められるため、マニュアル通りではなく、相談員の個性を活かせるのも、この仕事のやりがいです。私が心掛けているのは、話しやすい会話と相談しやすい雰囲気づくり。「組合員のみなさんの家族になるつもりで接しなさい」と、上司のアドバイスを受け、そんな対応を心掛けた結果、信頼関係は自然に培われていったように思います。「近藤さんに相談して良かった」と言われたり、他の支店への異動が決まったことをお伝えしたら、泣き出してしまわれた組合員さんがいらっしゃったり。相談員活動を続ける中で、忘れられない出来事はたくさんあります。また、特に心掛けているのが女性の視点を活かした提案です。たとえば主婦の組合員さんからスーパーマーケットの商品や他の金融機関についての情報を集め、自分なりに工夫し、新たな提案に活かすことも。貯金の運用方法なども、ご家庭の状況を把握した上でのきめ細かい提案につなげられるように努力しています。

女性の視点を活かした提案にも挑戦。くらしの身近な「便利」を提供するのが「くらしの相談員」 女性の視点を活かした提案にも挑戦。
くらしの身近な「便利」を提供するのが「くらしの相談員」

就職活動は特に業種を限定せず、「人と話をするのが好き」という気持ちを活かし、人と接する仕事を中心に考えていました。同時に、生まれも育ちも神戸なので、地域に根ざした仕事にも興味があり、その両方を備えていたのがJA兵庫六甲でした。入所後はファイナンシャルプランナーの資格も取り、税法上の改正などを早く正確にお伝えすることなどに役立てています。また食の検定では、旬の野菜など農作物の知識を身に付け、食育に活かすことも。相談員は達成感と充実感の両方が味わえる仕事。目標を設定し、コツコツと努力することで得られる達成感と、組合員のみなさんと築くあたたかい信頼関係から生まれる充実感の両方を日々感じながら取り組んでいます。訪問を重ねていると、先輩たちが組合員さんと脈々と築き上げた信頼関係の深さに気づくことも多くあります。私もそんな関係を築きながら、長くこの仕事を続けていきたいですね。

仕事紹介
宮﨑 敬史(エリアディレクター)
近藤 ひろこ(くらしの相談員)
西 里香(営農相談員)
太田好美(貸付窓口担当)
濱田 正敏(資産管理担当)
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