
育苗(いくびょう)
お米のもみをまいて苗を育てます。
田おこし(たおこし)
田んぼに肥料を与えて耕します。
代かき(しろかき)
水を入れて田んぼの表面を
平らにならします。


- ①田んぼの水が減りすぎたり
増えすぎたりしないよう水の
管理をこまめに行います。 - ②苗がしっかり生長するよう、
雑草をとったり、
害虫や病気を防ぐために
薬や肥料を与えます。 - ③稲の根を傷めるガスを抜いて
酸素を入れるため
1週間~10日程度、
土を乾かします。


JAの直売所や量販店、
飲食店や学校などを通じて、
消費者の皆さんの元に届きます。
皆さんが日々口にするごはんは、
1年を通じて農家さんが
大切に育てたお米です。
一粒も残さず、
大切にいただきましょう。
-
コシヒカリ
つや・味・柔らかさ・粘り・
香りが秀でています。
よく噛んで味わうとごはんの
甘みが広がります。 -
ヒノヒカリ
炊き上がりはつや・粘りがあり、
香りも良いお米です。
丸みをもった粒が特徴で、
噛むほどに甘みが広がります。 -
キヌヒカリ
炊き上がりは
絹のように白くつややかな
光沢があります。
さっぱりとした口当たりです。
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学校給食用米
きぬむすめやどんとこいは
学校給食用のお米として
食べられています。 -
お餅になるお米
餅や赤飯、
おこわなどに使われる、
粘りの強いお米です。 -
お酒になるお米
山田錦は日本酒の
原料となるお米で、
酒米の王様と呼ばれています。
栽培方法についての厳しいルールを定め、
集荷したお米の検査や、
生産日誌の記帳を徹底するなど
安全・安心なお米づくりを行っています。
ルールを守って栽培されたものだけが
皆さんのもとに届けられます。


天候や稲の病気、虫の発生など、
毎年変化する生育環境に
影響されず安定してお米をお届けできるよう、
定期的な生育調査を行います。
調査の結果は翌年の栽培暦(さいばいごよみ)にも
反映させ気候風土に合わせた
栽培方法の情報を共有しています。
日本人の主食であるお米には、
体に不可欠な栄養素がぎっしり!

【玄米ごはん100g】 ※日本食品標準成分表2015年版第7訂
お米をおいしく食べるための3つのポイントを紹介します。
ちょっとの工夫でお米がもっとおいしくいただけますよ。
お米は精米されてから時間が経つほど
味が落ちるといわれます。
JA兵庫六甲の一部の直売所では、
買ったその場で精米してお渡しする
「今摺(ず)り米」サービスをしています。
乾燥もお米の品質を低下させる一因となるため、
密閉できる容器で保存しましょう。
ペットボトルは密閉性も高く、
寝かせて保存することができます。

気温が高くなりやすい台所などには数日で
使い切れる量を保存し、
それ以外は冷蔵庫の野菜室や床下収納庫など
涼しい場所に保存しましょう。

知っていますか?
田んぼには環境に果たすさまざまな機能があります。
田んぼが雨水を貯め、
時間をかけて
ゆっくり流れ出ることで、
洪水や地滑りなどを防ぎます。
稲の光合成や田んぼから
水が蒸発することで
気温の調整につながります。
田んぼが微生物や昆虫、
魚や鳥などのすみかとなり、
地域の生態系を守ります。
農作業を体験することで、
食べものや自然の大切さを学び、
命の尊さを感じる心を育みます。