関西初!JA・生産者・路線バス事業者が連携し「貨客混載」実証実験の開始
JA兵庫六甲の大型直売所 パスカルさんだ一番館に出荷する生産者グループ(三田野菜・産直の会 高平支店会(三田市))はこのほど、神姫バス株式会社と連携し、同社の路線バスを利用して農産物を生産地区から出荷先まで輸送する「貨客混載サービス」の実証実験を開始します。
同直売所では、生産者の高齢化等による出荷量の減少と午後からの店頭の品薄状態を改善することが課題となっています。加えて、同市の高平地区は、同直売所まで車で20分の距離に位置しているため、生産者の高齢化などに伴い農業を継続する上で、出荷にかかる労力の軽減が課題となっています。また本取り組みを通して、高齢により免許証を自主返納した出荷者が、日常の移動手段となっている路線バスの「貨客混載」サービスを利用し継続して出荷していくことができます。一方、神姫バス 三田営業所が運行する路線バスは、同地区の人口減やコロナ禍におけるバス利用者減少により、新たなサービスの創出が急務となっています。
三者が互いに連携して「貨客混載」の実証実験を行い、各々が直面する課題解決に向けた第一歩に繋げます。新たな取り組みとして三者一体となって進める実証実験となりますので、ぜひ取材にお越しいただき報道の素材としてご活用ください。
<概要>
◆実証実験期間:2021年1月19日(火)~4月30日(金)の火曜日および金曜日(※但し、2月23日(火祝)は除く)
※2021年1月12日(火)および13日(水)にバスで出荷を希望する生産者とともに積込みシミュレーションを実施
※2021年5月以降については実証実験の結果を基に生産者の組織化も含めて継続を協議
◆貨客混載便:高平小学校前停留所11時02分発、三田駅北口行きの1便
※従前から運行する既設便(但し土日祝日は運休)
◆混載方法等:
①高平地区のバス停留所で生産者が出荷物をバスへ積み込む。(11時頃)
②「貨客混載」でパスカルさんだ一番館の最寄りのバス停留所まで搬送
③直売所担当者が出荷物を受け取りパスカルさんだ一番館の店頭へ(12時頃)
【お問い合わせ先】
JA兵庫六甲 企画管理本部(広報)
Tel:078-981-6550