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「神戸いちじく」収量アップに向けて 病気に強いウイルスフリー苗 育苗中

20220720press.jpgJA兵庫六甲は現在、兵庫県、神戸市と連携し、令和4年度にイチジク生産農家に配布する「ウイルスフリー」のイチジクの苗木を育苗しています。

◆ウイルスフリー苗で収量アップ
令和3年度に育苗を開始した約300本のウイルスフリー苗は、令和4年3月に生産者へ配布しました。2年目となる今年も育苗を開始し、昨年同様約300本の苗木を令和5年3月に配布する予定です。病害に強い「ウイルスフリー苗」で、神戸市西区産イチジクのさらなる収量アップと品質向上を目指します。

◆導入に至る経緯
イチジクの木はおよそ30年で寿命を迎えるとされ、同区では古くなった木は、新たな苗木に改植を行ってきました。近年、イチジク栽培を長年続けた圃場では、樹木に累積したウイルスによって、古木以外の樹にも病害が発生し、一定量の規格外品が出るという課題がありました。

◆具体的手法
当JA 神戸西育苗センター(神戸市西区)が兵庫県立中央農業技術センター(加西市)の指導を受け、接ぎ木によって病害の発生を抑制する技術を習得し、一般財団法人 神戸農政公社(同市同区)とともに、病害に強い「ウイルスフリー苗」の育苗を行っています。

産地の維持とさらなる収量・品質の向上に、行政とJAが連携して行う本取り組みをぜひ取材いただき、報道の素材としてご活用ください。

<「神戸いちじく」について>
神戸市西区は瀬戸内の温暖な気候からイチジク栽培が盛んで、68名の生産者が約15haの圃場で約250t(令和3年度実績)のイチジクを生産しています。同区産のイチジクは、産地と消費地が近いという立地条件を活かして樹上で完熟させ、芳醇な香りと濃厚な甘さ、とろける食感が特長で、地域の代表的な果物となっています。

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※取材にお越しいただける場合は調整をさせていただきますので、下記までご連絡ください。

【お問い合わせ先】
JA兵庫六甲 企画管理本部(広報)
Tel:078-981-6550


兵庫六甲農業協同組合(愛称:JA兵庫六甲)
〒651-1313 神戸市北区有野中町2丁目12-13 Tel:078-981-6550(代表)
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