令和7年産 JA兵庫六甲の米づくり~Vol.3水管理・病害虫防除~
田植え後、田んぼの水を抜いて根張りを良くする「中干し」を終え、稲が穂を形成し始める「幼穂形成期」を迎えています。今後の収量や品質に直結する重要な生育ステージです。この時期は水管理や病害虫防除が重要になります。さまざまな対策を講じながら夏を乗り越えていきます。
~JA兵庫六甲管内の生育状況~
6月下旬頃より高温となったことから、7月上旬の生育調査時点では草丈・茎数ともに平年値以上となり生育が旺盛でした。一方、梅雨明けが早く、高温・渇水が懸念されています。
生育ステージ
【幼穂形成期】
稲が穂の準備を始める「幼穂形成期」。この時期に適切な「穂肥(ほごえ)」を施すことで、籾数の確保と登熟品質の安定化を図ります。穂肥や水管理、病害虫防除など、重要な作業が集中する時期です。
【出穂と登熟期(7月下旬~8月下旬)】
穂が姿を現す「出穂(しゅっすい)」。早生(わせ)品種は7月下旬から、晩生(おくて)は8月下旬にかけて出穂します。出穂後、登熟期を迎えて収穫に備えます。
水管理・害虫防除
【水管理】
これからの出穂~登熟期の高温は品質に影響を与えるため、水温の上昇を抑える水管理が必須です。
<主な管理>
間断かん水:田んぼに水を張ったり抜いたりを繰り返し、酸素を供給して根を良好な状態に保ちます。
たん水管理:田んぼに水を張って一定の水位を保ち、雑草の発生を抑えます。
【病害虫対策(適時)】
気温が上がると、いもち病やウンカ、カメムシなどの害虫発生のリスクが高まります。近年発生が増加傾向にある「イネカメムシ」は、斑点米や不稔米を発生させ減収の要因の一つです。職員が定期的に圃場を巡回し、生育調査を行い、生産者へ生育状況や被害発生などを共有。効果的な防除対策を発信しています。
【問い合わせ先】
JA兵庫六甲 企画管理本部(広報)
Tel:078-981-8488