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2025年
兵庫六甲だより

JA兵庫六甲の各地区では、地区担当理事を中心に地域の特色を活かした活動に取り組んでいます。
「兵庫六甲だより」では、地区担当理事より各地区の活動や取り組み状況の報告などをお届けします。

神戸西地区と神戸北地区合同で行われた生産者大会であいさつをする三浦理事

神戸西地区は農村部(生産地)と都市部(消費地)が近く、古くから米、野菜、花卉、果物、肉牛、乳牛の生産が行われており、中でも多岐にわたる園芸品目で生産振興を図ってきた地域です。
神戸西地区の農業を取り巻く環境は厳しいのが現状です。一方で、海外情勢や米価の高騰によりこれまで以上に農業への関心が高まっています。この現状をチャンスと捉え積極的に行動していくことで、今後の神戸西地区の農業は明るくなるものと考えます。そのためにも、生産部会の再活性化を図り、産地の維持拡大につなげていきます。また、新たな販路拡大の検討やカントリーエレベーター、育苗センター等の共同利用施設の有効活用など、支店・センターと連携し持続可能な農業を目指してまいります。
地区担当理事として多くの会議の場で発言の機会をいただいています。神戸西地区の抱える課題を積極的に発言していくことで、各関係機関への理解を促し、円滑に協力し合える関係性を構築することを目指して活動をしています。
また、神戸西地区はふれあい委員会活動、生産部会活動などが活発で、組合員とJAのコミュニケーションが多い地区です。引き続き組合員との繋がりを大切にしながら、行政等の関係機関と連携して産地の情報共有や事業要望に取り組んでまいります。そして地域になくてはならない農協として、農業振興に努めてまいります。

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神戸地区の生産者が多数集まった生産者大会

神戸市の北部に位置する神戸北地区は、今風にいえば「トカイナカ(「都会」と「田舎」を掛け合わせた造語)」で、大都市近郊にのどかな純農村部が広がっています。良質米産地で酒造好適米「山田錦」の栽培が盛んであるほか、新鉄砲ユリやイチゴなどの特産品や観光農業も人気です。
今年度はJA兵庫六甲の合併25周年で、各地区で多くの行事やイベントが行われ地域内・地域間の良い交流機会となりました。私自身地区担当理事のほか、道の駅淡河の駅長や商工会の副会長職も担っているため、引き続き地域振興への取り組みに注力していきます。
一方で農業面においては、農業者の高齢化がますます加速するなど、近い将来劇的変化が起こるだろうと危惧しています。しかし、これまでのような農業を続けられないとしても、地区の特性や長所を活かし、次世代組合員や新規就農者とともに地域農業を新たな形でつないでいけると信じています。
想定される大きな環境変化に対応し地域農業の振興に寄与するため、JA兵庫六甲としての存在価値を明確化し、より高めていきたいと思います。地域に根差した農業協同組合として、組合員のために、地域のためにもっともっと頑張ってまいります。

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宝塚地区で開催されたイベントの様子

宝塚地区は「歌劇と温泉のまち」として知られるほか、清荒神や中山寺など神社仏閣があり、日本三大植木の産地としても名高い地域です。北部には市街化調整区域、南部には市街化区域が広がり、それぞれに課題を抱えています。北部では高齢化が進み、担い手不足が深刻化している一方、南部では相続等による農地や農家戸数の減少が進んでいます。同じ地区内で抱える課題の方向性が異なるため、全体を総合的に捉える視点が求められます。こうした状況のなか、宝塚地区の農業を盛り上げていくには、組合員・利用者、地域住民の方々のご協力が欠かせないと強く感じています。
他の地区担当理事と情報共有を行うことで、8市1町という特色が異なる地区を有するJA兵庫六甲の強みを最大限に生かし、組合員・利用者の皆さまに還元できるよう、取り組んでまいります。そのためにも地区担当理事として、宝塚市農業再生協議会やその他会議においても、宝塚地区の農産物の魅力をより多くの人に知っていただくための発信は欠かせないものであると感じております。
今後も宝塚地区選出の理事・監事と協力して、各地区の問題点と改善策を話し合い、今後の対応策をJA兵庫六甲と共に改善を目指して歩んでまいります。

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地区内支店合同で金融セミナーを企画

大阪市と神戸市のほぼ中間に位置する西宮市は、総面積約100平方キロメートルで南北に長く、北の山間部と南の平野部に特色が分かれています。また農地の7割が市街化区域内にあり、都市型農業が営まれています。
西宮地区においても、農業に従事する組合員の高齢化や担い手不足により、農地は減少しています。一方で、「農協市場館 彩菜さくら」や「農協市場館 彩菜やまぐち」を中心に、新たに農産物の出荷を始める組合員も増加しています。直売所は、新鮮な野菜が身近な場所で手に入るとあって、地域の消費者から人気です。また、学校給食に地元産の米や野菜を提供することで、地域の次代を担う子どもたちに西宮地区の農業を知ってもらう機会をつくっています。
水稲栽培が主の北部と、軟弱野菜栽培が盛んな南部と特色が異なる西宮地区では、それぞれに合わせた農業振興が必要です。定期的に理事と事業所が地域の課題について情報共有を図り、行政と連携し地域農業の活性化や課題解決に一丸となって取り組んでまいります。

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秋晴れの中開かれたさんだ農業まつり

ニュータウン開発により都市と農村がバランスよく融合された三田地区は、土地利用型農業を中心に気候風土をいかしてピーマン、トマト、山の芋、黒大豆枝豆、三田牛など、多様な農産物が育まれています。また、JA兵庫六甲の発足以前から直売所「農協市場館 パスカルさんだ一番館」を中心に「身土不二」の基本理念のもと、三田の農畜産物を地域住民に提供し、都市と農村の交流や農業理解が図られてきました。
地区担当理事として組織活動や行政との調整など業務は多岐に渡りますが、直近の大きな行事として、三田西支店の新築オープンがありました。支店が統合された後も、組合員への出向く相談活動や組織活動の強化が求められます。また、今年は晴天の中開催することができた「さんだ農業まつり」においても、開催時期や場所、PR方法など課題は多く、来年に向けての検討も進めていきたいと思います。農業振興においては、取り巻く環境を見据え、農地の維持管理と収益性の高い農業が展開できるよう、認定農家や新規就農者、集落営農組織の育成など、次世代へつなぐための施策を継続して検討していきます。
地産地消、身土不二を基本に、これまで地域に根差した農業の活性化が図られてきましたが、将来を見据えると課題は山積しています。組合員の声を聞く仕組みづくりと、その声を地域の農業施策やJAの事業に反映し、これからも三田の農業が元気であり続けられるよう取り組んでまいります。

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川西地区の特産品の魅力を伝えたいちじく研究会

川西地区では、都市近郊型農業が発展しており、果樹・野菜など耕種農業が大半を占めています。中北部では水稲や山間部の切り枝などの花木や高級品種である北摂栗「銀寄(ぎんよせ)」の栽培が盛んに行われています。南部では、一般的な早生桃より早く収穫できる「日川白鳳」やイチジクの栽培が盛んに行われており、イチジク「桝井ドーフィン」の栽培は現代イチジク発祥の地として今年、生誕100年を迎えます。
南北に長い地形の川西地区は、小規模兼業農家が多く、各地域においてさまざまな農産物が生産されています。地区内の支店や事業所ではさまざまな部会・委員会活動や行政と連携したイベントが開催され、地域を盛り上げる活動が積極的に行われています。都市近郊ならではの特色に包まれた地域です。
地区担当理事として携わった最近の大きな行事では、「令和7年度兵庫県いちじく研究大会」、「イチジクの品評・即売会」があります。これからも各関係機関との連携をしっかりと行い、地区内の農産物の魅力をより多くの方に知っていただくための取り組みを継続してまいります。
昨今は、高齢化と後継者不足などで不耕作農地や農地転用(生産緑地解除)が増加していますが、組合員や生産者からの意見に耳を傾け、川西地区の特産物の即売会を通じたPRと生産や販売促進・ブランド化、農地保全や次世代への承継などを通して、川西地区の農業活性化を目指し、地域の組合員の拠り所となるJAを目指してまいります。

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尼崎市農業祭には地域の皆さんが多数集まりました

尼崎地区は県内の中でも早くから都市開発が進み、工業地帯や商業・住宅地として発展してきました。そのような歴史の中でも農地を維持し、都市型農業として多様な営農活動が続けられています。現在、地元で採れた新鮮な農産物を「あまやさい」としてブランド化し、尼崎市産農産物の振興や魅力発信に取り組んでいます。
一方で農作業による騒音などに近隣住民から苦情が寄せられることもあり、従来の農業を続けることが難しくなっています。今後も地域農業を継続していくためには、地域住民の理解と協力が欠かせません。今年も11月に開催された尼崎農業祭には多数の地域住民が「あまやさい」を求めて来場され、尼崎市産の新鮮で高品質な農産物を知っていただく良い機会となりました。日頃から地域住民とコミュニケーションを図り、地域農業の意義や役割を深めてもらう取り組みを進めていく必要があります。
尼崎地区を代表する立場として、現状や課題を把握し、先祖から受け継いだ大切な農地を次世代へつないでいくために何をすべきか、地域の皆さんとともに考えていきたいと思います。そして魅力あふれる安全・安心な地元農産物を広くPRするために、JAと行政がよりいっそう連携し、地域農業の継続と発展につながる仕組みづくりに尽力してまいります。

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秋晴れがまぶしい伊丹市農業祭で挨拶をする西田理事

伊丹地区は旧JA伊丹市からの諸活動を継承し、各種組織活動や生活文化活動は、地区内5支店合同での取り組みが多くあります。また、営農・不動産部会等の活動も伊丹地区全体で取り組んでおり、支店間の垣根を超えた組合員交流が活発に行われています。農家の多くは、軟弱野菜やトマト・ナス・サツマイモ・イチジク等を中心に生産していますが、造園・植木等を中心にしている組合員も多く、多種多様な農業の形が共存する魅力あふれる地区です。
地区担当理事として携わった最近の大きな行事として、令和7年11月8日に開催された「伊丹市農業祭」があります。農業祭実行委員会の会議を重ね、今年度より、伊丹市役所内の「市民広場ひろまる」に場所を変更してつつがなく開催することができました。当日は、地元産農産物の販売コーナーが大変盛況で、伊丹市の農産物にふれていただく良い機会になりました。
一方で、伊丹地区の農業は担い手不足により農業人口と農地面積の減少が続き、衰退の方向に向いています。若手が育つ環境づくりや農業発展の方策を地域で話し合い、実践していくことの重要性を感じています。これまでの支店選出理事の経験を生かし、今後は地区担当理事として、伊丹地区全域の活動に関わって、より多くの声を聞き、各機関と連携しながら、さまざまな事案の検討及び課題解決への実践を行ってまいります。

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令和7年度秋季農林産物品評会の様子

猪名川地区の農業は米、栗、そば、黒枝豆が主要品目で、販売は主に「道の駅いながわ」が中心となっています。近年はブドウの生産者も増加しておりますが、会員の高齢化が進み、集落の過疎化が課題となっており、若い生産者の参画が不可欠です。
また、農業後継者不足の対策の一つとして、集落営農の取り組みを進めています。圃場整備の実施による大規模化が必要となりますが、現在の成功事例を参考に、多くの農会で取り組んでいただきたいと考えています。もう一つは新規就農者の受け入れです。猪名川町やJAの支援を利用し、道の駅の会員として活躍いただくことで猪名川地区の農業振興に貢献していただくことを期待しています。
これらを実現するためにも、地域の皆さまのお力をお借りしながら力を尽くしてまいります。
地区担当理事に就任後、地域農業推進協議会や観光協会の特産品認定委員会など、会議での発言機会をいただきました。地域農業の振興には関係機関との連携が欠かせません。引き続き関係強化を図りながら、持続的な地域農業の発展に向けて努めてまいります。
今後も、道の駅の会員の増加や生産能力の向上に尽力し、道の駅いながわを消費者とのコミュニケーションの場としてJAの活動参画、事業利用の拡大に取り組んでまいります。

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兵庫六甲農業協同組合(愛称:JA兵庫六甲)
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